意外と簡単に出来る!鏡面磨きの指輪を自作する方法

 

鏡面磨きのリングを作りました

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こんばんは!けんとしです。

 

お盆に入りましたが、暑い日が続きますね。

38℃を超えるような地域もあるようで、体温より高い気温ってどういう事ー。

 

僕はパタゴニアのバギーショーツにTシャツというスタイルで夏を過ごすのですが、毎回同じような雰囲気になります。

 

悩んだ僕は素晴らしい回答を見つけました。

「そうだ、指輪だ!」

そうです、コーデネートをぐっと引き締めるのは小物です。

(本当はたまたま暑い時期に彫金教室で指輪を作っただけです)

 

 

今回はシンプルな鏡面磨きリングの作り方を紹介します。

細かいデザインをつけると難易度は格段に上がりそうですが、刻印を打つだけなので初心者にも作りやすいと思います。

現に金工初心者の僕でもちゃんと作れたので。

 

 

指輪の作り方

⓪銀を長方形に形作る

※最初から規定の大きさにカットされている線材を使う場合はこの工程は飛ばします。

 

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バーナーで熱し、赤みを帯びて来たら水につけて冷まします。

 

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水につけたらローラーに通します。

一回でたくさん伸ばそうとすると銀が割れてしまったりするため、少しづつ伸ばしていく

伸ばしていると銀が固くなってくるので再度なまして水につけます。

この工程を繰り返して欲しい厚みまで伸ばします。

 

意外に簡単出来る!とうたっておきながらローラーを使うなんてどういう事だって怒られそうですが、大丈夫です。最初からカットしたものも東急ハンズとかに売っています。

 

 

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伸ばし終わりました。

 

 

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たたいて伸ばした状態がこちら。

ここからリングのサイズに合わせてカットします。

 

必要な長さは(リングサイズの直径+厚み×2)×3.14。

僕は20号がぴったりだったのですが、作成する指輪の幅が8mmと通常の指輪よりも厚く圧迫感があるため大きめの21号で作ります。

 

 

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「金工教室に通い始めて半年くらいたったけどわりかしまっすぐ切る事が出来るようになってきてるなぁ。俺、やるやん。」なんて1人にやにやしていたらポキーンと言って刃が飛んでいったのでまったくの勘違いでした。

 

 

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切り終わったらロウ付けする短辺をやすりで直角に整えます

短辺を直角にするために長辺の一辺も平行に削ります。

 

この工程をしっかりやらないと後々ロウ付けの際に痛い目を見るのでしっかり直角を出します

ええ、僕はもちろん痛い目を見ました。

 

①刻印

 

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必要な長さ、幅、厚みが取れたら次は刻印に入ります。

 

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刻印する時は文字の高さや幅がばらばらにならないように油性ペンで位置を書くのがおススメ。

刻印したら除光液を綿棒につけて拭けば油性ペンは落ちる。

ちなみに、「KENTO」と打つ際はN→E→T→K→Oと刻印していくと多少文字がずれてもリカバリーしやすい

 

②ロウ付け

 

指輪の形に近づけるために丸めていく。

なまして鉄芯棒に通し、指で曲げたりハンマーでたたいたりして丸める。

 

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理想はロウ付けする部分がピタッとくっつく事。

楕円形になるのが普通なのでもしきれいな円形にならなくても安心してください。

 

 

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くっつける部分がぴったりとならないと銀ロウで溝を埋める事が出来なくなってしまうため、やすりをかける工程がとても大切なのだ。

 

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フラックスという薬液を塗り、銀ロウをカットして乗っけてバーナーで溶かしていく。

フラックスはロウを流しやすくするために使用する薬液ではんだ付けにも使われる。

 

ロウは温度が高い方に流れていくため、最初はロウに当たらないよう火を指輪に当てて周囲を十分に熱しロウを溶かします。

銀ロウを置く位置が悪かったためフラックスに沿って流れていかなかったり、左側だけ熱しすぎた結果ロウが左側に流れてしまったりとロウ付けの作業が一番難しくとても苦戦しました。

 

 

結果、ロウ付けする写真を撮り忘れてしまいました

お詫びに澄んだ青空の写真を載せておきますので、怒らないで深呼吸してください。

 

 

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ロウ付けした後がこちら。

ここから再度鉄芯棒に通しプラハンマーでたたいていく。

 

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丸くなりました。

この時点でサイズが大きい場合は切って再度ロウ付けを行って調整します。

 

③やすりがけ

 

最終工程の磨きに入ります。

 

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磨く順番は裏→横→表の順番が一般的。

ロウ付けした後はリングの内側が凹んでいるため、やすりで磨いて均一な高さにする。

 

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やすりはリングの幅より大きいモノを使った方が均一にやすりをかける事が出来る

目の粗いやすり→目の細かいやすり→サンドペーパー→研磨剤(今回はウィノール)をつけた布で磨いていく。

 

磨いている内に曇った部分が出てくる事がありますが、これは火むらと言ってシルバーに含まれている銅が表面に出てきてしまったもの。

サンドペーパーくらいだとなかなか消えないため、やすりで磨いて消していく。

 

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ウィノールの金属磨きで磨くとぴかぴかになります。

 

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鏡のようになったら完成!

 

 

終わりに

 

初めて指輪を作ったのは2014年の夏、岡山県倉敷市を観光していた時の事。

倉敷を散歩していた時にたまたま見つけたアトリエで予定にない指輪づくりをしました。

ものづくりって面白いなぁって感じ始めたのはこの時で、店主さんが買ってきてくれたアイスコーヒーの味を思い出せるくらい良い思い出になっています。

 

指輪づくりを体験するなら金工舎さん(2016年9月ごろに、北海道に移転するみたいです)が楽しい時間を過ごせると思いますが、本気出すなら手作りの指輪を1から作ってみるなんてどうですか?

 

特に彼氏彼女の指輪のサイズを聞くのが恥ずかしい人におススメしときます。

サイズが違ったらすぐに直せるからね!

 

以上、鏡面磨きの指輪の作り方でした。

 - つくる