亜麻仁油と桐油でオイルドクロスを作れるのか試してみた

 

オイルドクロスってどんなもの?

 

こんばんは!けんとしです。

 

突然ですが、みなさんはオイルドクロスをご存じでしょうか。

 

 

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オイルドクロスとは、その昔英国で水夫や港湾で働く労働者のために作られた、油を染み込ませて耐水性を高めた布の事です。

Barbourのオイルドジャケットは知っている方も多いのではないでしょうか。

 

僕はオイルドクロスで作られたパスポートカバーを使っているのですが、他の布にはない色味が出ていてとても気に入っています。

 

このオイルドクロスでエプロンを作ってみたい…!!

そこで、今回はこのオイルドクロスを作る事が出来るのか実験してみます!

 

 

使用した道具たち

 

今回使用した道具はこちら。

 

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オイルは亜麻仁油桐油を用意してみました。

亜麻仁油は、Barbourのオイルドジャケットが開発される前に布に塗っていたらしいので。

桐油は防水性があるオイルとして有名だからね。

両方とも本来木工用に使うものを布に使用します。

 

注意書きに「使用した布、スポンジは自然発火する可能性があるので焼却処分してください。」とあるのでもし自分で試してみる方は自己責任でお願いします…。

 

 

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なぜか家にあった柿渋

 

 

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布は8号帆布洗いざらしのリネンを使用します。

 

 

実験開始!

 工程1: 布をオイルに浸す

 

それでは早速布をオイルに浸していきます!

 

 

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上の茶色がかっている油が桐油、下の黄土色の油が亜麻仁油

桐油のほうが粘度が高く、布に染み込ませるためには時間をかけないといけない様子。

 

 

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油はボウルなどには出さず、どぶづけにして10分間放置してから取り出した。

 

 

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柿渋を油につけた布に垂らしてみたところ、「あれ、俺吐血したかな。。。」と自分の体調を心配するくらい不吉な様子になるのでおススメはしません。

 

 

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根気よくかきまぜていると少しずつ馴染んできました。

 

 

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干して油が乾くまで待ちましょう!

 

 

~3週間後~

 

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手に油がつかなくなる程乾かすには約3週間ほどかかりました。

家のドアを開けるたびに亜麻仁油の匂いがするため、外に干す事をお勧めします。

 

 

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さて、水を垂らしてみるか。ん、この白いのは何だ…??

 

 

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カビかな、まあこれくらいならしょうがないか…

 

 

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え、、、、

 

 

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うわあああああああめちゃめちゃカビてるううううう!!!?!

 

なんという事でしょう、桐油を塗布したものはカビてしまいました。

桐油を塗ったものはカビやすいのかな、でもリネンはカビてないしなあ。

 

 

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左上から時計周りに

① 8号帆布と亜麻仁油

② 8号帆布と桐油(カビ)

③ 8号帆布と亜麻仁油&桐油

④ リネンと亜麻仁油&桐油&柿渋

⑤ リネンと桐油

⑥ リネンと亜麻仁油

 

この6枚に水を垂らしてみます!

 

 

水を垂らしてみた

何もしてない8号帆布

 

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適量の水を落とすためにドリップポットを使います。

 

 

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まずは何も加工していない8号帆布に水を垂らしてみた。

油を塗らなくても水をはじいているのがよくわかる。

あれ、これ実験する意味あったかな。。。と不安になりますが続けます。

 

 

8号帆布と亜麻仁油

 

 

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しっかり水を弾いています。

 

 

8号帆布と桐油(カビ)

 

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なんという事でしょう、スポンジのようにすぐに水を吸収してしまいました。

カビが発生してしまうと使い物にならない事がわかりました。当たり前か。

 

 

8号帆布と亜麻仁油&桐油

 

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しっかりと水を弾いていますが、水玉のようにはなりませんでした。

 

 

リネンと亜麻仁油&桐油&柿渋

 

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しっかり水を置くことが出来ませんでしたが、一応弾いています。

 

柿渋を混ぜたものは表面がざらざらしていて固め。

そのため平らにする事が出来ませんでした。

初めに紹介したパスポートカバーの色味に一番近いのはこの柿渋使用の布かな。

 

 

リネンと桐油

 

 

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水をしっかりと弾いています。

 

 

リネンと亜麻仁油

 

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しっかりと水を弾いています。

 

カビてしまったもの以外は全部水を弾いた事が確認できたので、実験をスタートします!

 

 

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~2時間後~

 

 

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水が流れてしまったものもありますが、すべてまだ水を弾いています。

ただ、少しずつ水の高さが無くなって広がってきているのが気になる。

 

 

~8時間後~

 

 

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だいぶ様子が変わりました。

水が残っているのは

① 8号帆布と亜麻仁油

⑥ リネンと亜麻仁油

の2種類のみです。

 

染み込んでしまった部分は乾くまで撥水性はなくなってしまうみたい。

 

 

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何もしていない8号帆布は8時間たっても水は染み込んでいませんでした。

これやっぱり実験する必要なかったんじゃ…!

 

 

 

まとめ

 

 

これで終わります。

 

今回わかった事をまとめると

・10分程度染み込ませた場合、防水性は亜麻仁油>桐油

・2時間程度ならどれも水は染み込まない

・柿渋を使ったほうが雰囲気が出る

・8号帆布だけでも十分水を弾く

・カビが発生したら使い物にならない

 

という事になります。

 

どぶづけではなく煮てみるとか、油に浸す前に柿渋で先に染めたりだとか手順を変えてみても結果は変わりそう。

蜜蝋も水を弾くようなので、今度は準備してチャレンジします!

 

 

あ~部屋が油臭い。

 

 

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